理学療法士マネジメント

若手セラピストのマネジャーへの転機

現在の私

現在私は、名古屋市内の地域の病院に勤める6年目の理学療法士です。

経歴
愛知県の4年制大学(療法士養成校)を卒業後、岐阜の病院へ就職
1年目から病院と大学、病院内の様々な出来事に巻き込まれ退職を決意
2年目を迎える前に名古屋市内の地域のケアミックス病院へ転職
2年目と3年目では回復期病棟を経験、3年目はリーダーポジションも経験
4年目からは地域包括ケア病棟と同法人の訪問看護STでのリハビリ業務を担当
5年目に院内での連携勉強会を発足
6年目に地域リハビリテーションネットワークの立ち上げに関わり、役員として活動中
現在に至る

現在も自分自身のこと、周囲のこと、様々な壁にぶつかりながら少しでも前を向けるように活動しています。
療法士の専門性だけでなく、マネジメントや地域での活動などを意識し始めてから、自分のキャリアや周囲の反応も加速度的に変化してきたように感じています。

若手セラピストの私がなぜマネジメントを意識したか

就職して間もない頃から、臨床に関して、勉強に関して、今後のキャリアに関して、様々な疑問を感じていました。
私がマネジメントやリーダーシップを意識し始めたのは3年目を迎えた頃でした。

療法士として働き始めてからの漠然とした疑問

Negative
自分が本当は何をやりたくて仕事をしているのかわからない
何故こんなに勉強しなければならないのか?
何故高いお金を賭けて勉強会やセミナーへ行かないといけないのか?
患者様のために勉強って何?
必死に臨床をこなしても収入は上がらない
一生臨床家は続けられないよね
飛びぬけたスペシャリストになれる自信は無い

もちろんスキルアップの重要性は理解している
患者様を治療する為に必要なこともわかっている
患者様に喜んで頂いた時の喜びも知っている
向上心もある

Positive
周囲への気配り、色々な事へ目を向けることが得意
変化に気付き、周囲を変えていくこと、変わっていくことを見ることが楽しい
組織・チームのサポートをできることへの喜びを感じる
組織の変化・個人の成長を感じることが嬉しい

ターニングポイント

キッカケとなる出来事

科長・主任などの大量退職と新しい主任の就任
中堅セラピストの大量退職
自分よりも若手のセラピストの割合の増加
指導されていた立場から急に指導する立場
若手から飛び級的リーダーポジション
役職者の代行的な仕事の増加

これらの出来事をキッカケにして、これからはただの臨床をこなす理学療法士ではなく、組織やチームのトップのサポートをするリーダーマネジャーになろうと意識するようになりました。

リーダーやマネジャーという立場を意識して仕事をし始めてからは、何とか周囲をまとめよう、どうすればチームや組織が上手く回るのかを考えながら取り組んでいました。しかし、具体的にどう行動するべきについてテクニカルな面で不安が大きかった。本当にこれでいいのかという漠然とした不安も感じていました。

悩めるセラピストへのメッセージ

経験年数の高い方が入職された時の、自分の立場を脅かされることへの不安。
そんな新たな不安もあります。
ただ以前のような先の見えない、現実も見えない、今へ全力投球できないという漠然とした不安は一切ありません。
そして、これから私と同じような状況に置かれるセラピストも増えていくと思います。
そんな方達と少しでも想いを共有できるように、このブログで情報発信していきます。
マネジメント力、リーダーシップ力はこれから絶対に必要なスキルです!

ABOUT ME
masaMG
地域の医療法人にて病棟リハ・訪問リハを兼務し、地域高齢者へのリハビリを理学療法士として実践。それと並行して、組織内のリーダーポジションとして、地域のリハビリテーション病院でのリハビリ、役職者のサポートと後輩教育・管理を担当。NLPを中心としたコミュニケーションを活かして、法人内での多職種・多事業所連携だけでなく、地域のネットワークを構築し、地域での連携強化にも尽力。 それらの経験を基にして、企業が運営するデイサービスの施設長へ就任。中間管理職として、組織運営や地域への貢献に対して力を注いでいる。 【ブログの主な内容】 若手マネジャーセラピストとしての苦悩や葛藤、経験について、コミュニケーション・人への関心を基にして書きます。 マネジメントやリーダーシップについても言及。
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