勉強会

自己重要感を高めること

自己重要感とは?

「人は、自分自身のことを価値のある存在だと思いたい。」

「人は他人からも自分のことを価値のある存在だと思ってもらいたい。」

つまり、深層心理には、自分を認めてもらい自分の存在価値を確かめたいという欲求を生まれながらに持っているということになります。

そして、
人は、相手の自己重要感満たしたいという気持ちも合わせて持っています。
相手の自己重要感満たすことで、自分の自己重要感もより高まるのです。
自分の行動や取り組みによって、相手の変化を見たり、相手の喜びの声を聴いて、すごく喜びを感じたという経験は誰でもあるのではないでしょうか?!

人間のあらゆる行動は、二つの動機から発している。その二つとは、性の衝動と、偉くなって認められたという願望である。
-ジグムント・フトイトー

人間の持つ感情のうちでもっても強いのは最も強いものは、他人に認められることを渇望する気持ちである。
-ウイリアム・ジェームズー

自己重要感を高めるために

自己重要感を高めるために(本人はそれを意識して行動しているわけではないが)人は、どのような行動を取るのだろうか?

【自分】
仕事を真面目にする
遅刻をしない
相手に求められるように努力する
患者様のためにリハビリを頑張る
知識・技術を高める【相手】
後輩に対して偉そうな態度を取る
昔はこうだったと自慢話をする
相手のやっていることを批判する
同乗を引くために体調を崩す

並べるときりがないですね。
こうやって書いていると、すごく当たり前のことばかりに聞こえてきますね!
そうなんです!

これらを繰り返していると、自分が満たされていない、他人に見て取れれば、その人も満たされていないと判断するバロメーターになります。

なぜ、自己重要感を高める必要があるのか?

自己重要感が満たされている人達の間でのコミュニケーションは、円滑に進むことが多いです

そして、周囲の人たちを観察していると、
社会的、経済地位に関わらず、ほとんどの人が自分の自己重要感が満たされないまま生きているように感じます。
どんな人たちもそんな職場でも少なからず人間関係コミュニケーションに関する問題を抱えているということからもわかるかと思います。

そうなってくると、多くの人達は、他者の自己重要感を満たす余裕が無いとうことにも繋がります。
悪循環ですね。

そして、このことは、さらなる可能性を示唆しています。
もし、あなたが、他者の自己重要感を満たすことができる存在になることができたなら、他者にとってとても重要な存在となることになります。
⇒人の根源的な欲求を手中におさめたも同然!!

自分のそばに、そんな人がいてくれたら、
すごく幸せな気持ちになりませんか?
とても仕事をするのが楽しくないですか?
もし、そう感じたなら、
あなたがそんな存在になりましょう!

リハ職に置き換えて

リハ職は、患者様を少しでも良くする特に、知識や技術を高めることに対するモチベーションがすごく高いと思います。
そんな中、中堅以上のセラピストが若手セラピストに対して、
・経験から自分の意見を強く主張する
・できていないことに対する指摘が強い
・勉強するのが当たり前、しないのはリハ職として可笑しい
・間違いに対しては断罪する
など、強い言葉を使うと、人格攻撃をするようなコミュニケーションの取り方をするスタッフが多いように感じます。
これでは本当の意味での「自信」であったり、「自立」ということに繋がらないのではないかと思います。
そうならないために、
「褒める」
「認める」
「労う」
「それらを続ける」
ことで、自己重要感を高めながら若手セラピストを育てていく、組織を育てていくことが重要です!

まずは、どんな小さなことでも、ありがとうと心の底から伝えてみてはどうでしょうか?!

NLP-JAPANラーニング・センター
http://www.nlpjapan.co.jp

ABOUT ME
masaMG
地域の医療法人にて病棟リハ・訪問リハを兼務し、地域高齢者へのリハビリを理学療法士として実践。それと並行して、組織内のリーダーポジションとして、地域のリハビリテーション病院でのリハビリ、役職者のサポートと後輩教育・管理を担当。NLPを中心としたコミュニケーションを活かして、法人内での多職種・多事業所連携だけでなく、地域のネットワークを構築し、地域での連携強化にも尽力。 それらの経験を基にして、企業が運営するデイサービスの施設長へ就任。中間管理職として、組織運営や地域への貢献に対して力を注いでいる。 【ブログの主な内容】 若手マネジャーセラピストとしての苦悩や葛藤、経験について、コミュニケーション・人への関心を基にして書きます。 マネジメントやリーダーシップについても言及。
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