理学療法士マネジメント

なぜ、今リハビリ職にリーダーシップやマネジメントが必要なのか?

時代の変化を感じているか?

これを読んでいる方々は、ニュースでの情報を聞いたり、スマホやパソコンで社会情勢を検索して読み、時代の変化をどう感じていますか?

まずは日本の人口ピラミッドの変化について確認してみましょう。


ポイントは、高齢化・人口減少・少子化です。

次に人口動態について。

もうすでに減り始めているのがわかります。
ここから考えなくてはいけないことは、
特に【人材】に関しては、
これまでのような人海戦術的な考え方ではなく、効率的な考え方
が求められるということです。

ここまで読むとわかると思いますが、
全国的な患者数も減少していることで、医療機関の倒産も続いています。
老人福祉・介護事業の倒産も増加しています。

第1次・2次・3次・4次産業革命
エネルギー資源の変化(石炭から石油、原子力等)
などでも変化してきたからこそ淘汰されずに生き残ってこれたわけです。
医療・介護の世界においても、時代の先々を見通して、その変化に対して積極的にコミット(チャレンジ)していくことが重要となります。

リハ職(P/O/S)にとってこれからはどのような時代となるか?

一言で言えば、【質】と【効率】そして【連携】を求められています。
例えば、
①回復期リハ病棟入院料の評価体系の見直し!!
アウトカム評価が27→37へ10点アップ!!
②介護保険分野で、アウトカム評価や施設とリハ職との連携がうたわれている!!
③通所リハビリテーション、訪問リハビリテーションでのリハビリマネジメント加算、リハ会議の徹底
④AI、ロボット、IoTなど、どんどんサービスの形が変化する!!
⑤養成校カリキュラムの変更

POINT
1、総単位数の引き上げ
2、臨床実習の中に訪問リハ、通所リハを1単位以上必須
3、診療参加型実習が望ましい
4、教育機関の質も求められる

生き残るためには

今まで、リハビリ部に頼っている
いつでも相談相手、上司、先輩がいる
研修は全て病院が開いてくれる
経験年数、年功序列で勝負する

これではだめです。

いきなり、
地域包括ケア病棟・介護医療院・老健・デイケア・訪問リハ・施設巡回
など、リハ職一人で職場を回していかないとダメな時代に!!

ここに、リハ職のリーダーシップ・マネジメントの必要性が問われている。

リーダーシップ・マネジメントを発揮するために、
「自分の意見をもつ」
「部下や周りの人に変化を求める」
「苦手の人とも調整する」
が求められる。
「多数派」
「古い人たち」
「えらい人たち」
「周りのみんな」
を説得する力・まとめる力が必要となります。
コミュニケーション能力が重要となります!!

まとめ

・「変化」をする側の人になる
・少数精鋭で、一人一人がそれぞれの役割で活躍するには、リーダーシップ・マネジメントの力が必要
・皆をまとめるためのコミュニケーション能力が必要
・時代の変化に遅れないように

ABOUT ME
masaMG
地域の医療法人にて病棟リハ・訪問リハを兼務し、地域高齢者へのリハビリを理学療法士として実践。それと並行して、組織内のリーダーポジションとして、地域のリハビリテーション病院でのリハビリ、役職者のサポートと後輩教育・管理を担当。NLPを中心としたコミュニケーションを活かして、法人内での多職種・多事業所連携だけでなく、地域のネットワークを構築し、地域での連携強化にも尽力。 それらの経験を基にして、企業が運営するデイサービスの施設長へ就任。中間管理職として、組織運営や地域への貢献に対して力を注いでいる。 【ブログの主な内容】 若手マネジャーセラピストとしての苦悩や葛藤、経験について、コミュニケーション・人への関心を基にして書きます。 マネジメントやリーダーシップについても言及。
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