訪問リハビリ

2018年度第2回院内連携勉強会

院内勉強会開催

2018年9月27日院内での連携勉強会を開催しました。
総勢35名のスタッフに参加して頂きました。
医師、病棟看護師、病棟介護士、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、MSW、在宅看護師、在宅介護士など職種・医療・介護の垣根を越えて参加して頂き、とても有意義な勉強会となりました。
表題は、「入院から自宅へ繋ぐ」ということで、今回は、当院地域包括ケア病棟を退院されて、当法人の訪問診療、訪問看護ステーション(訪問看護、訪問リハビリ)、通所リハビリテーションを利用されている利用者様を症例様とさせて頂き、本人や奥様、各スタッフの気持ちにフォーカスを当てることをテーマとしました。

・入院中より、御家族の気持ちに寄り添う為の取り組みを行えたこと

地域包括ケアシステムを上手く利用した在宅生活の継続の形

同法人内で提供サービスを包括できたこと

・訪問診療医との密な連携、情報共有

・病棟→在宅への情報伝達の早さ

参加者の声

ディスカッションでのまとめそして勉強会後のアンケートにて様々な声を頂いています。

ディスカッション

テーマ:入院初期に中重度の患者様を、医療的要素、身体能力的要素、環境的要素等を踏まえて、自宅退院を進めていく上で、大切と思うことは何でしょうか?

①ご家族の協力状況
②環境整備・福祉用具の提案
③栄養面
④その方の役割を考える
⑤予防策を予め考える
⑥本人・家族の希望

アンケートでの意見

①予後予測の早期からの共有
②各職種が気持ちに寄り添いながら取り組み、それを共有する
③自分から情報を発信するコミュニケーション力
④方向性の統一、皆が同じ方向を向く
⑤本人、家族の自宅への気持ちを引き出せるかどうか
⑥決めつけではなく、同生活して欲しいかを考える

これら以外にも様々な大切な言葉がありました。

まとめ

今回は病院での担当医であり、訪問診療も担当されている医師にも参加して頂き、貴重な意見を頂きました。

御本人や御家族の気持ちについて、自宅に帰りたいという気持ちを如何に引き出すことができるかどうか。気持ちを大切にし、否定しない

専門職としての経験を押し付けない、御本人や御家族の気持ちに対して、どのように関われるのかを考えて、問題点に対してアプローチする

多職種でのコミュニケーションの重要性、自分の役割を考え、どんな些細な事でも共有する、思いも伝える

先生からは、「みんなまじめ、良い人」との言葉も頂きました。嬉しい限りです。

御本人・御家族の気持ちを引き出すこと、また、スタッフそれぞれの気持ちも引き出すこと
この2点を意識して日々取り組みたいです。

実際の発表スライド
訪問症例報告会2018②

ABOUT ME
masaMG
地域の医療法人にて病棟リハ・訪問リハを兼務し、地域高齢者へのリハビリを理学療法士として実践。それと並行して、組織内のリーダーポジションとして、地域のリハビリテーション病院でのリハビリ、役職者のサポートと後輩教育・管理を担当。NLPを中心としたコミュニケーションを活かして、法人内での多職種・多事業所連携だけでなく、地域のネットワークを構築し、地域での連携強化にも尽力。 それらの経験を基にして、企業が運営するデイサービスの施設長へ就任。中間管理職として、組織運営や地域への貢献に対して力を注いでいる。 【ブログの主な内容】 若手マネジャーセラピストとしての苦悩や葛藤、経験について、コミュニケーション・人への関心を基にして書きます。 マネジメントやリーダーシップについても言及。
%d人のブロガーが「いいね」をつけました。