「インプット」「アウトプット」
よく耳にする言葉です。その中でも皆が苦手と考えているのがアウトプットです。
特に療法士は自分の考えていることや思い、知識について、スタッフ同士や患者様、御家族に対して苦手としているケースが多く見受けられます。
ニューエリート グーグル流・新しい価値を生み出し世界を変える人たち
の著者であるピョートル・フェリクス・グジバチ氏はこう語っています。
「重要なのは、仕事で自分が出しているアウトプットにプライドがあふか。そして、アウトプットを出すまでのプロセスを楽しんでいるか」ですと。
その鍵となるのはアウトプットを受け取った相手からの笑顔や喜びです。自分のアウトプットが他人の幸せに貢献していると知れば、誰だって仕事が楽しくなるはずです。とも語っています。
私たち療法士のアウトプットを受け取るのは主に病院でリハビリを受ける患者様や在宅でリハビリを受ける利用者様、そしてその御家族様です。また、広く捉えると、地域住民全体や職場で一緒に働く同僚、専門職全体も受け取り手となり得ます。
その方達の笑顔や喜びをイメージして、アウトプットすることは自分にとっての幸せにも繋がります。
また、アウトプットに価値があれば、受け取り手に感謝されます。感謝されれば、アウトプットした側は貢献感を持つことができ、自らの存在価値を実感することに繋がります。
患者様や利用者様にとっては、現在の身体状況や今後の見通し、治療プログラムの説明、どう生活していかに至るまで、療法士が発する言葉すべてがアウトプットとなります。
そのことを意識してコミュニケーションを取ることは決して無駄なことではないと思います。
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